※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:中(文字擦れ)
ベゼル:小
ベルト:
カレンダー:早送り不可
?️ 誕生の背景
発売:1963年(昭和38年)
製造:諏訪精工舎(Suwa Seikosha)
モデル名:「Sportsmatic 5(スポーツマチック ファイブ)」
当時のキャッチコピー:「5つの特徴を備えた若者の時計」
1960年代初頭、日本の経済成長とともに「若者向けの実用的でスタイリッシュな時計」の需要が高まり、セイコーは自動巻時計「スポーツマチック(Sportsmatic)」シリーズを展開。その進化形として誕生したのが「Sportsmatic 5」でした。
⚙️ “5” が意味する5つの特徴
「セイコー 5」は当初、次の5大特徴を備えることを条件として開発されました。
項目 内容
1 自動巻(Automatic)
2 防水(Water Proof)
3 デイデイト表示(Day & Date)
4 4時位置のリュウズ(Crown at 4 o’clock)
5 耐衝撃構造(Durable case and Diashock)
この“5つの機能”をひとつの時計にまとめ、手頃な価格で提供したことが当時非常に画期的でした。
(※後の「SEIKO 5」シリーズの名称はここに由来します)
? デザインと仕様の特徴
ケース:ステンレススチールまたはSSメッキ
風防:アクリルガラス
リュウズ:4時位置に小型の埋め込みタイプ
文字盤:バリエーション豊富(シルバー/ブラック/ブルー等)
防水表記:「WATER PROOF」または「WATER 30 PROOF」など
裏蓋:ねじ込み式・耐水パッキン構造
搭載ムーブメント(代表例)
Cal. 410 / 6601 / 6619 などの初期自動巻機械を採用
21石または17石仕様
振動数:18,000振動/時
両方向巻上げローター構造
? 歴史的展開
1963年:「Sportsmatic 5」初登場。
セイコー初の“若者向け自動巻”としてヒット。
当時の価格帯:約6,000〜8,000円程度(国産自動巻としては廉価)。
1964年:東京オリンピック開催に合わせ、国際市場にも輸出開始。
輸出モデルでは “Seiko 5 Sportsmatic Waterproof” の表記。
1967〜68年頃:「Seiko 5」ブランドへ移行。
“Sportsmatic”の名は段階的に消え、後継の“Seiko 5 Sports”へ。
? 「WATER PROOF」表記について
1960年代当時のセイコーは、現在の「WATER RESISTANT」ではなく「WATER PROOF」表記を採用。
1970年頃の国際規格改正(ISO 2281)により、「Water Proof」の表現が廃止され、「Water Resistant」へ統一されました。
よって、「WATER PROOF」表記モデルは1960年代前半〜中期の製造であることを示す重要な識別ポイントです。
? 歴史的意義
「Sportsmatic 5 Water Proof」は、
現在まで続く“SEIKO 5”ブランドの原点。
当時の若者が初めて「本格的自動巻腕時計」を手にできたモデルであり、
セイコーの量産・耐久・信頼性技術の象徴的存在でした。
後に登場する「Seiko 5 Sports」「Seiko 5 Actus」「Seiko 5 Automatic」など、
全ての源流がこの1963年のSportsmatic 5 Water Proofにあります。
? 代表的なリファレンス例
型番 概要
6619-7010 代表的な“WATER PROOF”期のモデル。21石Cal. 6619A搭載。
6602-9982 シンプルな3針モデル。防水ケース・金色文字盤仕様あり。
6619-7020 1960年代後半の人気モデル。海外輸出も多い。
410-8000系 初期Sportsmatic 5、クラシックな丸型ケース。
? まとめ
誕生:1963年、諏訪精工舎
特徴:自動巻・防水・デイデイト・4時竜頭・耐衝撃
位置付け:後の「SEIKO 5」シリーズの始祖
WATER PROOF表記:1960年代中期までの限定期に使用
歴史的価値:国産自動巻の普及と世界進出の礎を築いたモデル
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